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西田豊明コラム 第3回

今回から数回に分けて「ソフトテニスリーダースセミナー(1994)」より
神崎公宏氏が担当しましたグランドストローク・フォアハンド指導法(抜粋)を紹介します。
【Part1】
【神崎公宏氏プロフィール】 生年月日:昭和40年11月17日
・昭和63年3月に早稲田大学を卒業し、同年4月より母校である三重高等学校へ赴任。現在、三重高等学校教頭
・平成11年4月から15年12月までナショナルチーム監督としてアジア選手権大会(団体個人優勝)・東アジア競技(団体個人優勝)・アジア競技(団体2位)・世界選手権(団体3位)に貢献し平成16年、三重県連盟理事に就任。平成19年、日本連盟理事(同年強化委員長)に就任。平成19年度の国際大会より日本選手団団長を務め平成26年仁川アジア競技大会にも団長として参加している。
◇競技実績(優勝のみ抜粋)
(高校時代)三重高等学校
・昭和58年 インターハイ個人・団体
・昭和57・58年 東海総体個人 2連勝
(大学時代)早稲田大学
・昭和60・62年 全日本学生選手権(インカレ)個人
・昭和60年 全日本東京インドア大会 
・昭和62年 東日本選手権大会(一般)
(社会人選手時代)三重高校勤務
・平成元・4年 全日本総合選手権大会(天皇賜杯)
・平成2・5年 全日本社会人選手権大会
・平成4年 アジア選手権大会(インドネシア)団体

◇指導者(三重高等学校監督時代 平成4年4月より)として
・インターハイ団体優勝:4回(平成4・7・10・19年)
        準優勝:7回 3位:3回 ベスト8:6回
・インターハイ個人優勝:3回(平成9・14・17年)準優勝:3回
・全国選抜大会優勝:6回(平成4・7・10・13・16・18年)
      準優勝:1回 3位:3回
・国民体育大会優勝:4回(平成4・7・15・17年)
      準優勝:1回 3位4回
グランドストローク・フォアハンド指導法(抜粋)

フォアハンドストローク。
特にグランドストロークの中でよく「ため」という言葉を聞きますが、「早くためなさい」という意味が分からないですよね。
どういう事かと言うと、「体に時間的余裕を持ちなさい」では体に時間的余裕を持つためにどうしたら良いのか?打球姿勢、打球体勢を早く取りなさい。
では、打球体勢を早く取るためには、打球地点へ早く動きなさい。
早く動くためにはどうしたら良いのか?
自分が打って、次返ってくるコースをしっかりと予知しなさい。考えなさい。という事が「ため」につながると思います。
 
一本打ちの中で、「ためなさい」という事は出来ても、なかなかゲームの中で「ため」が出来ない。
相手の前衛に捕まってしまう。ミスをしてしまう。という状況が生まれてきます。
「ため」をつくるにはどうしたらよいのかという部分をもう一回、説明が出来るようにして、客観的に早く引け、右脚にためなさい、という指導ではなく、もっと具体的に言えば、自分が打ってから、相手が打ってくるまでの間の時間をもっと延ばせばよい。
要するに自分がストロークをしてから相手が打ち返してくるまでの時間を延ばせば良いという事は、ストロークする場所を後ろへ下げればよいのです。
「コートの中でストロークをするよりは、打ち終わった後に後ろへ下がって自分の時間をしっかり持ちなさい」と言う。
その長く時間を保てという事をよく言われますが、それがゲームでは通用するかというと通用しません。
 
どういう事かというと、ボールを落として「ため」を意識してストロークするという事はゲームでは攻撃的なテニスが出来ないのです。
では、ためて尚且つ攻撃的なテニスするには「動き始めを早くしなさい」という事につながっていくのです。よく勘違いされるのは「速く動け、速く足を運べ」と中学生・高校生に言うとバタバタして速く動いているのか、無駄な動きをしているのかがよく分からないような状況が生まれてくる。
トップ選手になればなるほどバタバタしていない。
ゆっくり動いているのだけれどもボールの所に行くのが早いのです。
 
ここが一番のポイントです。
「速く動け」という事をあまり強調して言ってしまうと速く動く以前にもバタバタしてしまって逆に「ため」という状況が出来なくなってくると思います。
そういう状況でやはり基本的には右脚にためが出来ない事には、勿論今から話をする左脚の使い方が出来ないと思います。

この続きは次回【Part2】で
2017.02.14. | | 西田豊明コラム